ラダープログラム(電気制御で使うプログラム)のデバッグには制御機器が必要です。
独学できないじゃないか、、とお思いかもしれません。
制御機器は1万円ほどで揃います。
詳しく説明します。
必要なもの
独学するには下記が必要です。
- PC
- プログラミングするソフトウェア
- 制御機器
PC
これがないと始まりません。
プログラミングするソフトウェア
プログラミングするのに必要です。
CODESYSというソフトを使いましょう。無料で使えますが、機能的に日本メーカーの有料ソフトに見劣りしません。
FAの最先端であるドイツでも使われています。
メモ
余談ですが、ドイツでバウマという展示会があります。
遠いですがとても勉強になるのでおすすめします。
制御機器
ラズパイを使いましょう。
ラズパイは簡易なPCという認識でいいと思います。実際に工場でも使われています。
安価にIoTが導入できるため、最近需要が増えています。
ラズパイはSDカードや電源アダプターなども必要なので、トータル9000円ぐらいです。
あとは、スイッチ・センサですね。1000円ぐらいで揃います。
すみません、あとディスプレイが欲しいです。
ラズパイからディスプレイに出力できればなんでもいいのですが、HDMIでテレビに出力とかが一番ありがちでしょうか。
環境構築
環境構築ですが、ミソジさんがとてもわかりやすい記事を書かれています。
私はこちらを参考にさせてもらい環境構築しました。
することは下記です。
- PCにCODESYSをインストール
- ラズパイにCODESYSのランライムをインストール
PLC(シーケンサ)・ラダーがフリーで使える!おすすめ入門ソフト
まとめ
ラズパイ9000円、
スイッチ・センサ類1000円、
トータル10000円で制御機器を揃えることができます。
詳しくは書きませんが、ラズパイは勉強にとてもいい機器で、CODESYSも現役エンジニアが持て余すほどの機能を持っています。
ラズパイ + CODESYSでできることを、日本メーカーで実現すると、定価15万ぐらいのイメージ。
個人的には、制御機器が独学を妨げる要因として大きいと考えています。
独学できない環境だからこそエンジニアの母数が少なくて仕事に困らないという点はあるのですが、、
業界の発展を考えるとあまり良い環境でないかもしれませんね。